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【改革開放40周年40人】フォルクスワーゲン中国CEOヘーズマン氏:競争の開放で革新未来を駆動

2018年 11月 26日16:31 提供:東方ネット 編集者:兪静斐

 上海フォルクスワーゲンは設立当時から一貫して、ドイツフォルクスワーゲンのグローバル化標準に則り、世界標準を実行してきた。1984年に上海フォルクスワーゲンのプロジェクトが決められたものの、本当の難題はここからだった。サンタナの部品のほとんどは輸入品だったが、当時は中国の外貨が極端に不足していたため、サンタナの国産化が重要課題となっていた。いっぽうドイツ人は品質にとても厳しく、全ての部品はドイツの認証が必要だった。しかし、上海フォルクスワーゲンはこれらのプレッシャーを克服し、1990年のサンタナ国産化率は60%を超え、1996年以降は、90%以上に達した。現在、上海フォルクスワーゲンは中国で最大規模の自動車基地の一つとなっている。

 1982年に自動車製造業界に入ったヘーズマン氏は、既に三十数年のキャリアを持つ。しかしその半分以上は中国での経験であり、中国人社員の目には、穏やかで親しみやすい「へーじいちゃん」なのだ。中国との縁について質問すると、自慢そうににっこり笑ってこう言った。「1991年から中国で25年間働いています。当時アウディからフォルクスワーゲンに派遣されたからで、それまでにも多くの国に行きました。しかし中国のような魅力的な国は他にありませんでした」。

 ヘーズマン氏の息子はその後中国で勉強し、中国で就職もした。今も中国は興味の尽きない国だと感じている。「ここではいろいろなものを学ぶことができます。この国もどんどん進歩しつつあり、発展もとても速いです」、と語った。

 中国自動車産業の将来については、現在は電気自動車、デジタル化、インターネット技術、人工知能及び自動運転などが重要な議題となっていて、中国の発展の勢いは非常に速いと思う、と答えた。そして「フォルクスワーゲンも中国産業モデル転換の一環として準備しています」、と言い、中国のBAT(百度、アリババ、テンセント)3巨頭だけでなく、中国本土のスタートアップ企業とも協力していると述べた。例えば、人口知能デジタルサービス分野では、スタートアップ企業の問々(Mobvoi)と合資会社を設立して「自動車+インターネット」分野の将来性を探ったり、シェアモビリティの分野では、傘下のGoFunプロジェクトに投資して、消費者により多くのモビリティサービスを提供したりしている。

 「1980年代を振り返ると、中国の改革開放政策がフォルクスワーゲンと中国企業の提携に適切なチャンスを提供したおかげで、ウィンウィンの巨大な成長と発展が得られました。将来の新技術で中国自動車産業のモデル転換を促進し、中国のパートナーとの協力を一層進めて、共同の目標を達成したいと考えています。中国の改革開放は中国経済の発展と繁栄を促進しましたが、我々はこれからも一貫して、中国の信頼できるパートナーであり続けます」、と最後にヘーズマン氏はメッセージを書いてくれた。